はじめに
こんにちは!
きものかく勇です。
少しずつ日脚が伸びてくる頃となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて本日は、特別な日に心を込めて身に着けたお振袖が、外出中に着崩れてしまった際に役立つ、着崩れの直し方をご紹介いたします。
成人式で着崩れがおきてしまったらどうしよう・・・と不安に思っていらっしゃる方は、ぜひマスターしてくださいね!
着崩れが起きる原因
着崩れの原因はさまざまですが、主に以下のような点が挙げられます。
・補正が不足している
・腰紐の締め方が甘い
・激しい動作や大きな動作
お振袖を着用する際は、普段のお洋服姿とは異なる振舞い方をしなければなりません。
例えば歩き方や座り方、階段の上り下りや車への乗り降りなど、気を付けなければならない動作がいくつもあります。
着用の際の細かい注意点を押さえることで、お振袖の優雅で美しい着姿を損なうことなく外出を楽しむことができますよ。
着崩れしやすいポイント別の直し方
<衣紋が詰まったとき>
衣紋(えもん)とは、襟の後ろ部分のことです。
お振袖を着る際は襟の後ろに拳一つ分の間隔を開けて着付けますが、動いているうちに間が詰まってきてしまうことがあります。
そんなときは、後ろのおはしょりを下に引っ張ることで整えることができます。
おはしょりは幾重に重なっているので、一番上の生地をつまんでゆっくり引き下げてください。
襟を後ろに引っ張って無理やり間を開けようとすると、着崩れが悪化してしまうのでNGです。
<衿元が浮いたとき>
衿元が浮いて不安定になってしまった場合は、親指と人差し指を使って上前の襟をつまみ、下に向かってそっとスライドさせてください。
指をスライドして衿元を正したら、たるんだ部分を帯揚げと帯の間に押し込みましょう。
両襟を無理やり引っ張って合わせると、衣紋が詰まったり他の部分の着崩れにもつながるのでやめてくださいね。
<帯が下がったとき>
帯が下に下がってしまったときは、片手で下から持ち上げながら、同時にもう一方の手で上方向に引き上げてください。
この動作で微調整が可能ですが、それでも気になる場合は、小さなタオルを折りたたんで帯の下に挿入し、調整することもできます。
<上前が下がったとき >
衿元が下がり、上前が下に下がってしまったときは、下がった分だけ持ち上げ、おはしょりの下に隠すと良いでしょう。
隠した部分は、腰紐に挟むと衿元が元の位置に戻り、上前の着崩れを正すことができます。
階段の上り下りなどで起こりがちな着崩れなので、なるべく階段を使わないようにすると良いですね。
<帯揚げが浮いたとき・帯締めがずれたとき>
帯揚げが浮いてきてしまったときは、浮いている部分を帯の内側に押し込みます。
お手洗いなどで鏡を見ながら、形を整えるように押し込むのがベターです。
帯締めの位置がずれてしまったときは、元の位置にそっと戻すだけで大丈夫ですよ。
<お尻周りがシワになったとき>
長時間座ったり、立ち座りを繰り返していると、お尻の辺りの生地がたるんでシワになってしまうことがあります。
たるみやシワができた場合は、後ろのおはしょりの中に手を差し込み、手でお尻を撫でるように左右に滑らせシワを伸ばしながら、腰紐の上にあるおはしょりを軽く引き上げてみてください。
いかがでしたか?
きものかく勇が提携している美容室では、成人式を快適に過ごせるよう、熟練の技を持つプロの着付け師の方が丁寧に着付けをしてくれます。
それでも動作の中で軽い着崩れが起きてしまった場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
最後に
きものかく勇では、かく勇『2月春の振袖フェア』を開催しております!
お振袖や成人式に関するご質問は何でも受け付けておりますので、お気軽に遊びに来てくださいね♪
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!
向春といえども朝夕の寒さに油断なさいませんよう、気を付けてお過ごしください。
◇ ◇ ◇
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