はじめに

こんにちは!

きものかく勇です。

10月になり、だんだんと秋の風が心地よくなってきました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

成人式や前撮りを控えたお嬢様の中には、「振袖は決まったけど、ヘアやメイクはどうしよう…?」と、わくわくしながらも少し悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

特に、一生に一度のハレの日だからこそ、メイクは絶対にこだわりたいポイントですよね。

ということで今回は、2025年の秋のトレンド、「プラムレッドメイク」をご紹介します!

この秋のキーワードはズバリ「深み」。

こっくりとした深みのあるプラムレッドを主役にすれば、あどけなさの残る可愛らしい雰囲気から一歩踏み出した、思わずドキッとするような大人メイクが完成します♪

ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!

🍑そもそも”プラムレッド”ってどんな色? どんな印象になるの?

まずは、「プラムレッド」がどんな色なのか、詳しく見ていきましょう!

プラムレッドとは、その名の通り「プラム(西洋すもも)」のような、赤紫がかった深みのある赤色のこと。

ただの赤色ではなく、ほんのり紫や青みを感じさせる絶妙なニュアンスカラーです。

この色が与える印象は、まさに「大人の女性」です。

・上品でクラシカル

・凛とした強さと、ほんのりとした甘さ

・肌の透明感を引き立ててくれる

など、たくさんの素敵な効果があるのです!

鮮やかな赤リップのようなパワフルさとは一味違い、内に秘めた色気や知性を感じさせてくれるのがプラムレッドの最大の魅力。

豪華絢爛な振袖の美しさに負けない存在感を放ちながらも、決して派手になりすぎず、上品にまとめてくれる魔法のようなカラーなのです。

📝【パーツ別】明日から真似できる!プラムレッドメイク完全攻略マニュアル

ここからは、いよいよ具体的なメイク方法をパーツ別にご紹介していきます。

一つひとつの工程を丁寧に解説していくので、メイク初心者さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。

⭐️ベースメイク編:主役を引き立てる「端正なセミマット陶器肌」

深みのあるプラムレッドメイクを成功させる鍵は、なんといってもベースメイクにあります。

目元や口元のこっくりとした色味を最大限に活かすために、肌は「陶器」のような、つるんとなめらかなセミマット肌を目指しましょう。

STEP 1:下地で肌ノイズを徹底的に消去!

ファンデーションを厚塗りして肌悩みを隠そうとするのはNGです!

厚塗り感は、老けて見えたり、メイク崩れの原因になったりします。

大切なのは、下地の段階で肌の色ムラや凹凸をしっかりカバーしておくこと。

・毛穴が気になる方 → シリコン系のポアプライマーを鼻や頬にくるくると塗り込む。

・赤みが気になる方 → グリーンのコントロールカラーを薄く伸ばす。

・くすみが気になる方 → パープルやピンクのコントロールカラーで透明感をプラス。

お悩み別に下地を仕込むだけで、ファンデーションはごく少量で済むようになります。

STEP 2:ファンデーションはブラシで薄く、丁寧に

ファンデーションは、リキッドタイプかクッションタイプがおすすめです。

顔の中心から外側に向かって、ファンデーションブラシでさっと伸ばしていきます。

ブラシを使うことで、ムラなく均一に、まるでプロが仕上げたような薄膜肌が完成します。

気になるクマやニキビ跡は、この段階でコンシーラーを使ってピンポイントでカバーしましょう。

STEP 3:フェイスパウダーで”生きた”セミマット感を

最後に、フェイスパウダーを大きめのブラシに取り、顔全体にふんわりと乗せます。

ここで使うパウダーは、パールやラメが入っていない、無色のものがベスト。

肌のツヤを完全に消し去るのではなく、内側から滲み出るような「生きたツヤ」をほんのり残すのがポイントです。

Tゾーンや小鼻の周りなど、テカリやすい部分だけパフで軽く押さえるようにすると、化粧持ちがぐっとアップします。

STEP 4:シェーディング&ハイライトで骨格を際立たせる

振袖は洋服と違って、首元が詰まっていません。

そのため、フェイスラインがはっきりと見え、のっぺりとした印象になりがちです。

そこで重要なのが、シェーディングとハイライトです!

・シェーディング:フェイスライン、髪の生え際、鼻筋の脇にふんわりと入れる。

・ハイライト:額、鼻筋、頬骨の高い位置、顎先にそっと乗せる。

陰影を操ることで、顔に立体感が生まれ、振袖に負けない華やかさと小顔効果が手に入りますよ🎵

⭐️アイメイク編:眼差しに深みと色香を宿す

いよいよメイクの主役、アイメイクです!

プラムレッドを大胆に使いながらも、腫れぼったく見せず、吸い込まれるような魅力的な目元を作るテクニックをご紹介します。

STEP 1:アイシャドウベースで発色と持ちをアップ

まずはアイシャドウベースをまぶた全体に薄く塗り広げます。

この一手間を加えるだけで、アイシャドウの発色が格段に良くなり、時間が経ってもヨレにくくなります。

STEP 2:グラデーションで自然な奥行きを演出

① ベースカラー:

肌馴染みの良いマットなベージュや、くすみピンクのアイシャドウをアイホール全体に広げます。

まぶたのくすみを払い、明るさを与えます。

② メインカラー(プラムレッド):

ここが主役!

プラムレッドのアイシャドウを、目を開けた時に色がちらっと見えるくらいの範囲(二重幅より少し広めが目安)に塗ります。

一気に濃く乗せるのではなく、少しずつ色を重ねて深みを出していくのがポイント。

③ 締め色:

ダークブラウンやボルドー系の濃い色を、目のキワ(まつ毛の生え際)に細く入れます。

こうすることで、目がきゅっと引き締まり、デカ目効果が生まれます。

STEP 3:下まぶたメイクで洒落感をプラス

下まぶたにもメイクをすることで、目の縦幅が強調され、より印象的な目元になります。

目尻側3分の1に、メインで使ったプラムレッドを細く入れ、目頭から中央にかけては、ベージュ系の明るいカラーや、繊細なラメシャドウを乗せましょう。

うるっとした涙袋が完成します。

STEP 4:”抜け感”を意識したアイライン&マスカラ

アイシャドウが主役なので、アイラインとマスカラはやりすぎないのがお洒落に見せるポイントです。

・アイライン:

ブラックのリキッドアイライナーで、目尻だけスッと細く跳ね上げるように描きます。

全体に引くよりも、目尻にだけポイントを置くことで、洗練された印象に。

ブラウンやバーガンディのアイライナーで柔らかく見せるのも素敵です。

・マスカラ:

ビューラーでまつ毛を根元からしっかりカールさせたら、ブラックのマスカラを上下にたっぷりと。

あえて束感を作るように塗ると、今っぽいドーリーな目元になります。

思い切って、バーガンディやモーヴピンクのカラーマスカラを使ってみるのも、周りと差がつく上級者テクニックですよ🤍

⭐️チーク&リップ編:計算されたバランスで完成度を高める

目元にしっかりと色を使った分、チークとリップは全体のバランスを見ながら調整していくことが大切です。

*チークは”血色感”をそっと添えるだけ

チークは主張させすぎず、あくまでも肌に血色感を与える程度に留めましょう。

色は、肌馴染みの良いローズベージュや、くすみピンクがおすすめ。

パウダータイプのチークを大きめのブラシに取り、頬骨に沿って、こめかみに向かって斜めに入れると、ぐっと大人っぽい印象になります。

「ちょっと物足りないかな?」くらいでストップするのが正解です!

*リップで仕上げる、魅惑のプラムレッド

メイクの総仕上げは、もちろんプラムレッドのリップ!

質感は、マットすぎずツヤすぎない「サテン」のような、なめらかな光沢のあるものが振袖にはぴったり。

上品な華やかさを演出してくれます。

① リップライナーで輪郭補正:

まず、リップと同系色のリップライナーで、唇の輪郭をきれいに縁取ります。

特に、上唇の山(キューピッドボウ)をはっきりと描くと、口元が引き締まり、きちんと感が出ます。

② ブラシで丁寧に塗り込む:

リップをブラシに取り、輪郭の内側を丁寧に塗りつぶしていきます。

直塗りするよりも、ブラシを使った方がムラなくきれいに仕上がります。

③ ティッシュオフで密着度アップ:

一度塗ったら、ティッシュを軽く唇に当てて余分な油分をオフします。

その上からもう一度リップを重ねることで、発色が良くなるだけでなく、色持ちが格段にアップ!お食事の席でも安心です。

🍑【振袖の色別】プラムレッドメイク応用テクニック ⸝

プラムレッドメイクは、実はどんな色の振袖とも相性が良い万能メイクなのです。

ここでは、代表的な振袖の色別に、メイクをさらに素敵に見せるための応用テクニックをご紹介します!

赤・黒・紺など【濃い色の振袖】の場合

振袖自体に存在感があるので、メイクも負けないようにしっかりと深みを出すのがポイント。

①リップをメイクの主役に据え、少しオーバーめに輪郭を取ってぽってりと仕上げる。

②目元にゴールドやブロンズのラメをプラスして、振袖の金彩加工とリンクさせる。

③アイラインを少し長めに引いて、キリッとした印象に。

白・クリーム・ピンクなど【淡い色の振袖】の場合

優しい雰囲気の振袖に合わせるには、メイクに”抜け感”を作ることが大切です。

①プラムレッドはポイント使いに。アイラインのように目尻にだけ細く入れたり、下まぶたのキワにだけ乗せたり。

②リップは、プラムレッドを指でポンポンと内側からぼかすように塗り、じゅわっとしたグラデーションリップにする。

③全体のトーンを合わせるために、チークやアイシャドウのベースにピンク系のカラーを選ぶ。

緑・からし色・紫など【レトロモダンな振袖】の場合

個性的な色柄の振袖には、メイクにも少し遊び心を加えてみてください。

①アイシャドウに、振袖の柄に使われている色(オレンジやマスタードイエローなど)を少しだけ混ぜて、オリジナルのニュアンスカラーを作る。

②マスカラやアイライナーで大胆に色を取り入れる(カーキやネイビーなど)。

③チークを頬の少し高めの位置に丸く入れて、レトロな雰囲気を強調する。

ご自身の振袖に合わせて、ぜひメイクのアレンジも楽しんでみてくださいね!

🍑 プラムレッドメイクのポイント 🍑

  • ベースは厚塗り感のない「セミマット陶器肌」
  • アイメイクはグラデーションと締め色で深みを出す
  • チークは引き算を意識して、ほんのり血色感をプラス
  • リップは輪郭をきちんと取って、上品な主役に
  • 振袖の色に合わせて、メイクのバランスを調整する

いかがでしたか?

今回は、この秋イチオシの「プラムレッドメイク」について、徹底的に深掘りしてご紹介しました。

この秋、トレンドメイクでちょっぴりお洒落しませんか?

いつものブラウンメイクやピンクメイクから一歩踏み出して、こっくりと深みのあるプラムレッドメイクで新しい自分に出会ってくださいね❤︎

ぜひ参考にして頂けますと嬉しいです!

最後に

お振袖や成人式に関するご質問は何でも受け付けておりますので、お気軽に遊びに来てくださいね♪

スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!

寒い日々が続いております。

お身体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

きものかく勇は、豊橋市・豊川市・田原市・新城市・蒲郡市・豊根村・東栄町・設楽町

で成人式のお手伝いをさせていただいております。

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投稿者 verdeoliva