はじめに
こんにちは!
きものかく勇です。
新年明けましておめでとうございます。
皆さまお正月はいかがお過ごしでしたか?
いよいよ成人式、「はたちのつどい」が目前に迫ってきましたね。
振袖のコーディネートはもちろん、当日のヘアメイクやネイルのイメージは固まりましたか?
一年で最も寒さが厳しくなるこの時期、天気予報とにらめっこしながら、ふと「振袖って、もしかして寒い…?」と、当日の気温が気になり始めている方も多いはずです。
実は、振袖は「首元・手首・足首」という「3つの首」が開いているため、洋服よりも風の通り道が多い構造になっています。
しかし、ポイントさえ知っていれば、正しい防寒対策を「こっそり」仕込むことで、着膨れすることなく、式当日暖かく過ごすことが可能なのです!
本日は、振袖店のスタッフだからこそお伝えできる、シルエットを崩さずにスマートに暖かさをキープする「最強の防寒アイテム」を5つ厳選してご紹介します♪
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
【目次】
【インナー編】「うなじ」美人はここが違う!発熱インナーの正しい選び方✔️
まず最初に見直していただきたいのが、肌に一番近く、体感温度を左右する「インナー」です。
寒さ対策として、普段愛用している長袖の発熱インナーを着ようと考えている方も多いかと思いますが、振袖の着付けにおいては、選び方に少しコツが必要です。
ここを間違えると、せっかくの着姿が台無しになってしまうこともあるのです。
◇「衣紋(えもん)」からのチラ見えリスク◇
振袖を着る際、最も美しく見せたいポイントの一つが「うなじ」です。
着付けの際は、首元を後ろにこぶし一つ分ほど大きく開けて(衣紋を抜いて)着付けます。これは、首を長く見せ、大人の女性らしい艶やかさを演出するための伝統的な美意識です。
しかし、一般的なUネックやクルーネックのインナーを着てしまうと、この大きく開けた背中の部分から、インナーの黒い布地が丸見えになってしまうのです。
後ろ姿の写真を撮った時、美しい振袖と肌の間に生活感のあるインナーが見えてしまうのは、非常に残念なポイントですよね。
◇「ワイドネック」&「七分袖」が鉄則◇
そこで、インナー選びの際は以下の3点を必ずチェックしてください!
①背中が大きく開いている(バレエネック・ワイドネック)
背中側がU字に深くカットされているものを選びましょう。
前後逆に着ればいいのでは?という裏技もありますが、喉元が詰まって苦しくなる場合があるため、専用の形を用意するのがベストです。
②袖が少し短めの「七分袖」または「五分袖」
振袖の袖口(手首部分)は大きく開いています。
手を上げて友達と自撮りをする際や、電車でつり革を持つ際、長袖のインナーだと手首からチラッと見えてしまいます。
手首のくるぶしが見えるくらいの丈感が、最も美しく見えます。
③色は「肌馴染みの良いベージュ」か「白」
万が一見えてしまっても目立たないよう、黒ではなく肌色に近い色を選ぶのがおすすめです。
最近では、着物専用に設計された発熱インナー(「ヒート+ふぃっと」シリーズなど)も販売されています。
これらは生地が極薄で帯周りがゴワつかず、かつ保温性が高いという優れものです。
一生に一度の日ですので、インナーにも少し投資してみるのも良い選択かもしれません ⸝⋆

【足元編】コンクリートの冷気を遮断!❄️「足袋インナー」の実力🧦
成人式会場での待ち時間や移動中、最も冷えを感じやすく、一度冷えると温まりにくいのが「足の指先」です。
通常の白足袋は綿(コットン)素材で作られているものが多く、通気性が良い反面、真冬の屋外では裸足に近い感覚になります。
足先が冷えると、血流が滞り、顔色が悪くなったり、トイレが近くなったりと全身に影響が出やすくなります。
そこで強くおすすめしたいのが、「足袋(たび)インナー」というアイテムです。
◇「空気の層」を作る重ね履きテクニック◇
足袋インナーとは、膝下ストッキングのような薄手の素材で作られた、足袋の中に履くための専用ソックスです。
これを素足に一枚履き、その上からいつもの白足袋を重ね履きします。
「たった一枚薄い布が増えるだけで変わるの?」と思われるかもしれませんが、皮膚と外気の間に一枚層ができることで保温効果が格段に高まります。
⚫︎ロングタイプ(ハイソックス丈): ふくらはぎまでカバーできるため、裾から入り込む隙間風対策に最適です。
⚫︎ショートタイプ: 足首までのタイプ。手軽に着脱できます。
◇普通の靴下との違い◇
「普通の5本指ソックスや、足用カイロではダメ?」というご質問もよくお聞きしますが、普通の靴下だと厚みが出すぎてしまい、足袋の「コハゼ(留め具)」が止まらなくなったり、足元がパンパンに膨れて見栄えが悪くなったりするリスクがあります。
また、足用カイロは草履の中で圧迫されると熱くなりすぎたり、歩きにくさの原因になったりします。
足袋インナーは非常に薄く、かつ東レなどの発熱素材を使用しているものが多いため、美しい足元のシルエットを保ったまま防寒が可能です。
もし専用インナーが手に入らない場合は、肌色の薄手ストッキング(5本指タイプがベスト)を代用するのも一つの方法です。
指先が割れていないストッキングの場合は、足袋の股の部分に負担がかかり指が痛くなることがあるので、事前に一度試し履きをしておくと良いと思います🎵

【下半身編】静電気&トイレ問題を解決。「五分丈スパッツ」の魔法✨
振袖は長いスカートのような筒状になっていますが、歩くたびに裾(すそ)が翻り、どうしても冷たい風が入り込んできます。
下半身の防寒対策として、普段履いている黒タイツやレギンスを合わせようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここであえておすすめしたいのは、足首まであるレギンスではなく、「膝上〜膝下くらいの五分丈スパッツ」です。
◇足首レギンス・タイツの意外な落とし穴◇
①静電気が起きやすい
冬場、乾燥した空気の中で化繊の振袖や長襦袢と、タイツの素材が擦れ合うと、強力な静電気が発生することがあります。
すると、裾が足にまとわりついて歩きにくくなったり、美しい着姿のシルエットが崩れてしまったりします。
裾除け(すそよけ)との相性も重要です。
②トイレの難易度が上がる
振袖着用時のトイレは、長い袖(袂)と長い裾をまとめて持ち上げる必要があり、慣れていないと一苦労です。
そこにさらに、タイツやストッキングの上げ下げという工程が加わると、時間がかかり、着崩れの原因にもなりかねません。
◇五分丈スパッツが推せる理由◇
膝上〜膝下までのスパッツ(毛糸のパンツや、裏起毛のオーバーパンツなど)であれば、振袖の裾さばきに影響せず、静電気のリスクも大幅に減らせます。
何より、お手洗いの際もスパッツなら邪魔にならず、スムーズに済ませることができます。
「お腹周りとお尻、太もも」といった体の中心部分さえしっかりと温めておけば、不思議と末端まで血液が巡り、寒さを感じにくくなるものです。
ガードル機能がついているものなら、骨盤が安定して立ち姿や歩き方が綺麗になるという嬉しいメリットもあります。
「見えない部分」ですので、ここは可愛さよりも暖かさ重視で、モコモコした素材を選んでも全く問題ありませんよ ⸝⋆
【カイロ編】貼る場所で体感温度が変わる。プロが推す「3つのツボ」💡
手軽な防寒アイテムの代表格「使い捨てカイロ」。
とりあえず腰やお腹に貼っておけばいいかな、と思いがちですが、貼る位置を少し工夫するだけで、全身への熱の伝わり方が劇的に変わります。
ただし、「低温やけど」には細心の注意が必要です。
絶対に肌に直接貼らず、インナーの上から貼ってくださいね。
◇効率よく温まる「狙い目ポイント」◇
①「仙骨(せんこつ)」
お尻の割れ目の少し上にある、平らな骨の部分です。
ここには下半身につながる太い血管や神経が通っているため、ここを温めると温まった血液が足先まで巡りやすくなります。
生理痛が心配な方にもおすすめのポジションです。
②「肩甲骨の間(風門)」
首を前に曲げた時に出っ張る骨の下あたり、左右の肩甲骨の間です。
「風門(ふうもん)」というツボがあり、ここから風邪(邪気)が入ると言われています。ここをガードすることで、背中からくるゾクゾク感を防げます。
※注意:衣紋(首の後ろ)からカイロが見えないよう、かなり下の位置に貼るのがポイントです!
③「丹田(たんでん)」
おへその指3〜4本分下あたりです。
ここを温めると内臓の働きが活発になり、体の中からポカポカしてきます。
緊張でお腹が痛くなりやすい方にも心強い味方です。
◇帯の真下は避けるのがベター◇
お腹周りや腰回りの「帯を締める位置」にカイロを貼ってしまうと、帯の圧力でカイロが体に密着しすぎ、熱くなりすぎてしまう危険性があります。
また、帯を締めている部分は意外と汗をかきやすい場所でもあります。
ですので、帯と重ならない「少し下の位置(仙骨)」や「背中の上の方」を選ぶのが、安全かつ快適に過ごすためのコツです⭐️

【手元編】レトロ可愛いが今のトレンド。「レース手袋」で指先まで美しく♡
最後のアイテムは、これまでの「隠す防寒」とは一味違う、「見せる防寒」アイテムのご紹介です!
成人式では、記念品を受け取ったり、久しぶりに会った友達とスマホで連絡先を交換したり、セルフィーを撮ったりと、意外と素手を外気にさらすシーンが多いものです。
かといって、振袖に普段使いのウールの手袋を合わせると、少しカジュアルすぎてちぐはぐな印象になってしまうことも。
そこで今、おしゃれに敏感なお嬢様たちの間でトレンドになっているのが、「レース手袋」や「ベロア素材の手袋」を取り入れたコーディネートです ⸝⋆
◇🧤 振袖×手袋で叶える「大正ロマン」な世界観◇
最近のトレンドである「レトロモダン」や「アンティーク調」、あるいは無地系のシンプルな振袖には、洋風の要素を取り入れた手袋が相性抜群です。
防寒対策としてだけでなく、ファッションの一部として取り入れることで、周りと差がつくワンランク上の着こなしが完成します。
⚫︎白や生成りのレース:
上品で清楚な印象を与えます。
どんな色の振袖にも合わせやすく、手元を華奢に見せてくれます。
⚫︎黒のレースやベロア:
クールで引き締まった印象に。赤い振袖や、幾何学模様などのモダンな柄にぴったりです。
⚫︎ファー付きカフス:
袖口からのぞくファーが、ゴージャスで温かみのある雰囲気を演出します。
◇選ぶなら「スマホ操作」ができるものを◇
選ぶ際の重要なポイントは、「スマホ操作ができるかどうか」です。
指先が出ているフィンガーレスタイプなら、こだわりのネイルもしっかり見せられますし、スマホの操作もスムーズです。
指先まであるタイプを選ぶ場合は、タッチパネル対応の素材かどうかを確認しておきましょう。
「寒いから仕方なくつけている」のではなく、「おしゃれだからつけている」ように見せつつ、しっかり手元の冷えを防ぐ。
これぞ最強のアイテムです✨
【番外編】当日の朝、食べておくべき「冷え対策フード」とは❓
最後に、アイテムではありませんが、内側からの防寒対策について少しだけ触れておきます。
当日の朝は、着付けの時間が早かったり、緊張していたりで食欲がでないかもしれません。
しかし、空腹状態だと体温が上がりにくく、貧血を起こしやすくなってしまいます。
何か少しでもお腹に入れておくことが大切です。
おすすめは、「根菜類のお味噌汁」や「生姜湯」です。
東洋医学では、土の中で育つ根菜(人参、大根、ごぼうなど)や生姜は、体を温める陽性の食材とされています。
これらを摂取することで、内臓から熱を生み出すことができます。
逆に、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、体を冷やす性質もあるため、出発前はなるべく控えめにして、白湯やほうじ茶を選ぶと、トイレの心配も減って一石二鳥です!
いかがでしたか?
「可愛さ」と「暖かさ」は、正しい知識とアイテム選びで十分に両立できます。
成人式は、これまで育ててくれたご家族への感謝の日であり、そして何より、あなた自身が主役として輝く日です。
寒さに震えていた記憶ではなく、友達との楽しい会話や、久しぶりの再会の喜び、そして自信に満ちた思い出を残したいですよね。
まだ準備ができていないアイテムがあっても、焦らず、必要だと思うものだけご用意くださいね。
もし気になるものがあれば、お気軽にかく勇店舗へのご相談もお待ちしております。
しっかりと防寒対策をして、体調万全で素晴らしい成人式をお迎えくださいね❤︎
ぜひ参考にして頂けますと嬉しいです!
結びに
お振袖や成人式に関するご質問は何でも受け付けておりますので、お気軽に遊びに来てくださいね♪
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!
寒い日々が続いております。
お身体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
きものかく勇は、豊橋市・豊川市・田原市・新城市・蒲郡市・豊根村・東栄町・設楽町
で成人式のお手伝いをさせていただいております。
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