はじめに
こんにちは!
きものかく勇です。
暦の上では秋となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、お振袖の帯結びについてお話しいたします。
振袖の帯結びの種類
<文庫系>
文庫とは、本や手紙などを入れておく小箱のことで、文庫結びは小箱のように四角い形をしていることからそう呼ばれます。
古くは江戸時代の武家の女性が結んでいた、格の高い結び方です。
中心から左右に羽を広げ、垂れさがったリボンのような形が特徴的です。
しだれ文庫、片花文庫、蝶文庫、華文庫など、文庫結びをベースにした様々なアレンジ方法があり、どんな帯でも合わせやすいのがメリットですが、使う帯の種類によって格は変わります。
清楚でかわいらしい雰囲気がお好きな方におすすめの帯結びです。
<お太鼓系>
お太鼓とは、結び上げたときに背中に出る四角い面のことを指します。
年齢や未婚既婚を問わず用いられる帯結びです。
「丸帯」や「袋帯」では二重太鼓にし、「名古屋帯」のときは一重太鼓に結ばれます。
「お太鼓帯」という帯もあり、お太鼓結びにしたときに、メインの柄がお太鼓部分に来るよう柄付けされています。
見た目がとてもシンプルな帯結びですが、お振袖に合わせる際は「ふくら雀」というアレンジが有名です。
お太鼓結びは後ろ姿が上品で柔らかい印象になりますよ。
<立て矢系>
大きなリボンが左肩から斜めに結んだ形が、立て矢を背負っているように見えることから名づけられた結び方です。
もとは江戸時代の御殿女中たちが結んでいた方法で、それに憧れた一般女性が結婚式などで真似をしたことがきっかけで広まったと言われています。
正面から見たときに肩からちらりと覗く羽根が美しく、後ろ姿もシャープで洗練された印象です。
羽根の数や広げ方によって様々なアレンジが可能で、色々な雰囲気のお振袖に合わせて結ぶことができます。
なりたい雰囲気によって選ぶ
帯結びの系統はかわいい系、かっこいい系、個性的などのタイプに分かれます。
なりたい雰囲気やお振袖の柄の系統などに合わせて結び方を変えてみましょう。
<かわいい系>
赤やピンク、黄色などの暖色や、かわいらしい柄のお振袖には、ひだを多めに作ったり、ふんわりと丸く立体的にした帯結びがおすすめです。
横から見たときにボリュームがあると、花びらや羽根が広がっているように見え、可憐でかわいらしい印象になります。
文庫結びや立て矢結びのアレンジがおすすめです。
<かっこいい系>
濃い青や緑、黒などのシックな色合いのお振袖や、柄の少ないシンプルなお振袖には帯結びもかっこいい系にして合わせると素敵です。
直線的でシャープな形や、先端に角をしっかり作った形などがおすすめです。
全体的にシャープなラインを作ることで、キリっとした雰囲気が出ます。
お太鼓結びや立て矢結びのアレンジが適しています。
<個性的>
レトロモダンなどの個性的なコーディネートやワントーンコーデなどで個性を出すには、帯の結び方や色柄のチョイスがポイントです。
例えば、たくさんの色が使われているとより個性的に見えますし、大きめの柄の方が人目を引きやすいでしょう。
柄の出方によってインパクトが出るので、結んだときの仕上がりをイメージして帯を選ぶと良いですね。
いかがでしたか?
帯結びにはたくさんのバリエーションがあります。
カタログやSNS、雑誌などで写真を見て、イメージを膨らませてくださいね♪
きものかく勇では、種類豊富な帯を取り揃えております。
帯選びや帯結びで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
最後に
きものかく勇では、かく勇『8月夏の新作振袖会』を開催しております!
お振袖や成人式に関するご質問は何でも受け付けておりますので、お気軽に遊びに来てくださいね♪
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!
暑さ厳しき折から、どうぞお身体をおいといください。
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きものかく勇は、豊橋市・豊川市・田原市・新城市・蒲郡市・豊根村・東栄町・設楽町
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